ミノキシジルは外用薬と内服薬どっちがいい?

ミノキシジル
フィナステリドでハゲ予防

発毛力がUP

ドラッグストアでも「発毛剤」と呼ばれるのはミノキシジル外用が知られています。
薄毛に対応する薄毛薬としては「フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル」の3種類が世界標準となっていますが、それでも知名度が高いミノキシジルはメーカー側は儲かる発毛剤として多くの広告費を支払われているので、消費者はあらゆる場面でミノキシジルを認識しているでしょう。

しかしながらミノキシジルの知名度が高いながらも外用だけでなく内服タイプが本家だという事を知らない人は多いのではないでしょうか。

血圧調整の内服薬として使われていたミノキシジルの副作用で毛が生える事から生まれました。

ミノキシジル外用薬・内服薬どちらを使おうか迷っている人に向け、様々な点で徹底比較したいと思います。


フィナステリドで薄毛カンスト

発毛剤のミノキシジルとは?

発毛剤のミノキシジルとは?

非常に強力な発毛効果を発揮するミノキシジル。内服薬でも外用薬でも高い効果を発揮するのですから、製薬メーカーも研究開発に時間とお金を相当かけたと思われるかもしれませんが実はそうではありません。

このミノキシジルはアメリカの製薬メーカーによって1960年代に製造された比較的古い薬で、しかも当初は発毛剤ではなく血圧を下げるための血管拡張剤として内服薬として開発されたものでした。

しかし、高血圧の治療に使われる中で多くの患者に全身の毛が多くなるという副作用が現れました。

これは症状としては「多毛症」でしたが、この作用は髪の毛の発毛力をも高める働きがあり、そこに目を付けたメーカーがミノキシジルを副作用が少なく作用範囲を絞ることができる外用薬として発売しました。それが世界で初めてのミノキシジル外用薬「ロゲイン」です。

今現在、発毛剤として世界中で多くの人に愛用されているミノキシジルですが、本来は血管を広げて血圧を下げるために開発された医薬品で、高い発毛効果は実は副作用だったのです。

副作用として本来の効果とは異なる作用が画期的な作用として採用されるようになっています。

また、このミノキシジル錠剤は、血圧を下げるための降圧剤としてのミノキシジルは日本において認可されていません。認可は発毛剤としてのみ。

ミノキシジルの発毛力向上するメカニズム

ミノキシジルの発毛力向上するメカニズム

思いがけない副作用の発現が後に発毛剤としての地位を確立することになったミノキシジル。ではどういった作用で髪の毛を生やすのでしょうか?

元々降圧剤であるミノキシジルは血管を拡張させ血流を改善させる作用があることから、薬が持つ血行促進効果によって頭皮に酸素や栄養が活発に送られ、それが発毛効果に結びついている…と説明する育毛サイトが多数見受けられます。

しかしこれは大きな勘違い。なぜなら血行促進で髪の毛が生えることはないから。

血行促進で髪の毛が生えるなら、世に様々存在する降圧剤のほとんどに発毛効果があることになる。しかし実際にはそうではないことからも、ミノキシジルは血流の改善によって発毛させているわけではないことが分かるはず。

発毛作用は発毛に大切な毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化

発毛作用は発毛に大切な毛乳頭細胞や毛母細胞の活性化

実のところミノキシジルの発毛メカニズムは完全に解明されているわけではありません。しかし毛の元となる毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させ発毛させるという説が有力となっています。

男性の薄毛の9割以上を占める男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が毛乳頭細胞内にて男性ホルモン受容体と結合し毛母細胞の成長を阻害することで脱毛を引き起こすとされています。

そんなAGAに高い効果を示すミノキシジルが毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化することで毛を生やすというのは理にかなっていると考えられます。

ミノキシジル外用薬と内服薬の効果を比較

ミノキシジル外用薬と内服薬の効果を比較

では、皆さんが最も気になっているであろう効果について、外用薬と内服薬を比較したいと思います。

といっても、ミノキシジル外用薬と内服薬の効果を比較するのは非常に難しいというのが実情だったりします。なぜなら内服薬の効果は臨床試験などによって検証しておらず、数字として表れていないから。

とりあえずミノキシジル外用薬の効果を見てみましょう。

ミノキシジル外用薬の効果

ミノキシジル外用薬と一口に言ってもその濃度は様々で、低いものは1%、最も濃度が高いものは16%のものまで非常に幅があります。

その中でしっかりと治験(臨床試験)が行われているのは1%と5%のもの。下表はリアップの試験データで、1平方センチメートルあたりどのくらいの本数が増えたか示しています。水色が1%、濃い青が5%。

出典:大正製薬商品情報サイト

ミノキシジル外用薬を6ヶ月間使用することで、1平方センチメートルあたり1%の製剤なら平均して約15本、5%製剤で22本ほど増えることが確認されています。

薄毛でない人は1平方センチメートルあたり120~150本ほど髪の毛が生えていることから、そこそこの改善という見方ができるでしょうか。

ただ、この試験データはそれぞれ被験者約150名の平均。中にはほとんど効果がない人もいるでしょうし、逆に50本60本増えた人もいるはず。このあたりの個人差は使ってみないと分からないというのが実情。

出典:大正製薬商品情報サイト

ちなみにミノキシジル5%での6ヶ月後の薄毛改善率は約98%。軽度のものまで含めての数字ですが、ミノキシジル外用薬単体でこれだけの改善率を示すというのは心強いところ。

ミノキシジル内服薬の効果

ミノキシジル内服薬の効果

一方、ミノキシジル内服薬の効果はというと比較できるデータが見当たりません。

いわゆる“ミノキシジルタブレット”と呼ばれるミノキシジル内服薬は、世界中見渡しても発毛剤としての試験は行われていないという現実があります。それを物語るようにミノキシジル内服薬を発毛剤として認めている国は存在しません。

ですが、一方でミノキシジルタブレットは「最強の発毛剤」として知られています。

AGA治療薬として使用されるプロペシア(成分名:フィナステリド)やザガーロ(成分名:デュタステリド)はあくまでもAGAの抜け毛の進行を止める薬効です。
これと比較してミノキシジルタブレットは髪の毛を生やす、元気にする発毛力、育毛力の強化という認識となるでしょう。

ミノキシジルが発毛剤として使用されるようになった経緯を考えれば当然ですよね。そもそも降圧剤として使用されていた中で抜群の発毛効果を示したため、後に発毛剤として転用されることになったのですから。

ゆえに、発毛効果のみの強弱であれば間違いなく内服薬の勝利です。

ミノキシジル10%の外用タイプを使用しても、ミノキシジル内服薬の効果を上回ることは難しいと見ていいでしょう。M字部分などに絞った限局的な比較になると微妙かもしれませんが、内服タイプと外用タイプを併用している人も少なくないようです。

ただ、それを裏付ける明確なデータを示すことができないのは歯がゆいところ。最強発毛剤としてこれだけ認識されているにもかかわらず試験すら行われていない理由に関しては、副作用などが大きく影響していると考えられます。

副作用はどっちが強い?

ミノキシジル内服薬の効果

効果と並んで気になるのは副作用ですよね。どんなに高い発毛効果があったとしても、重篤な副作用がある薬は使うべきではないからです。

結論から言えば、副作用が強いのはミノキシジル内服薬です。その理由について詳しく解説していきましょう。

外用薬の副作用は気にする必要が無いレベル

本来血圧を下げるための降圧剤であるミノキシジルですが、発毛剤への転用に際し頭皮に塗布する外用薬に変更。その理由は、全身に及ぶ多毛症の作用を頭皮に限定させるため、そして降圧剤としてのネガティブな部分を最小限に抑えるため。

それは狙い通りの結果をもたらしたと言っていいでしょう。それを物語るのがミノキシジル外用薬の臨床試験データ。

臨床試験による副作用の検証は、リアップシリーズを販売する大正製薬が認証時に提出したものと、医薬品医療機器総合機構が行った大規模なものが存在します。

まずは大正製薬のものから。

出典:PMDA

これはミノキシジル1%と5%のものにそれぞれ150名を割り当て副作用を検証したもの。1%の副作用発現率は5.3%、5%では8.7%となっているのが確認できます。

内容を見ても分かるように、その症状のほとんどは塗布した頭皮の炎症や湿疹。検査の数値に異常が出たというものも少量ながら確認されていますが、ミノキシジルとの因果関係がはっきりしないレベルのもの。

次いで医療品医療機器総合機構のもの。

リアップX5の副作用
調査施設数518
調査例数3,072
副作用発現例数271
副作用発現率(%)8.82
副作用発現件数378
副作用の種類副作用発現件数(率)
一般・全身障害および投与部位の状態192(6.25%)
適用部位そう痒感123(4.00%)
適用部位発疹43(1.40%)
適用部位紅斑31(1.01%)
皮膚および皮下組織障害70(2.28%)
頭部粃糠疹33(1.07%)
接触性皮膚炎32(1.04%)

こちらはミノキシジル5%であるリアップX5のみを対象に行われ、その被験者数は3,072名と大規模なものになっています。

ここで示された副作用発現率は8.82%。大正製薬が発表したものとほぼ一致しており、信頼性は極めて高い。

こちらでも副作用のほとんどは塗布部のかゆみや発疹、皮膚炎などが予定されています。
これらは副作用は重篤ではないうえに不調があっても使用を控えれば改善する程度のモノです。
もし、この程度の副作用ですら我慢ができないのでしたら発毛剤など使うべきではないのかもしれません。

ミノキシジルを溶かし込むためにエタノールを使用する必要があるため、どうしても無刺激というわけにはいきません。指先や頭皮に傷があればしみるかもしれません。
これらは整髪料やトニックでもい起きるような副作用と同等のレベルですので、大げさに気にする必要はないでしょう。

ただ、医療品医療機器総合機構の試験においてミノキシジル1%の副作用発現率は2.41%と低かったことから、ミノキシジル濃度が高まると刺激性も強くなる可能性が示唆されているのも確か。

内服タイプのミノキシジルの副作用

内服タイプのミノキシジルの副作用

一方、内服タイプのミノタブ(ミノキシジル・タブレット)は、前述したよようにミノキシジルの内服薬は発毛剤として臨床試験を行っていないため明確なデータがありません。


しかし、本来の血圧を調整する薬ですので、発毛効果を得るために服用されたとあれば、副作用としては血圧が調整される事になるでしょう。

用量を守らずに飲みすぎれば血圧が下がりすぎて倒れる可能性もある事は想像つきますね。

ですので、副作用(本作用?)として予想されるのは以下のようになります。

  • めまい
  • 動悸
  • 血圧低下
  • 胸痛
  • むくみ
  • 多毛症

などなど

血管を広げて血圧を下げる薬であるため、当然ながら血圧が低下したりめまきが起きたりする恐れがありますし、それを補うため心臓が活発に動くことが動悸や胸痛を引き起こすこともあります。

また、血管拡張により血流が増えると血液が薄まる傾向にあり、それを解消するために血液中の水分を血管外に排出することによる「むくみ」が生じることも。

当然ながら多毛症によって体毛が濃くなるリスクも考えておく必要が。

ミノキシジルタブレットの服用は血液や血管、ひいては心臓にまで影響を与えかねないだけに、ちょっと怖いと感じるのは確かでしょう。塗った部位がかゆくなったり炎症を起こしたりする外用薬に比べレベルが違う感じ。

ミノキシジルタブレットに高い発毛効果がありながらどの製薬会社も発毛剤としての臨床試験を行わないのは、髪の毛を生やすという目的に対して副作用が見合わないという判断が働いているのかもしれません。

用量が少ないため危険は少ない

副作用を見るとちょっと怖い印象を受けるミノキシジル内服薬。しかし用量という観点から見るとそれほど恐れる必要はないと感じます。

というのも、降圧剤としてのミノキシジルの1日の限度量は50mgであるのに対し、発毛剤として使用する場合は多くても10mgが限度とされます。

用意されている用量も2.5mg、5mg、10mgの3種類で、男性の場合5mgくらいがスタンダードな用量。ミノキシジルが血管拡張剤である事実は変わらないものの、用量的には十分な余裕があるとみていいのではないでしょうか。

ただ、それでも健康な人が降圧剤を飲むことにリスクがないと言い切ることはできません。ゆえに万人におすすめできるという点で副作用の軽さは外用薬の圧勝といえるでしょう。

だがな、それでも髪の毛には代えられないとばかりにミノキシジルタブレットを使う人が大勢いることを考えると、ハゲがいかに人生を狂わせるかが伺える。

内服薬と外用薬を価格で比較

次にミノキシジル外用薬と内服薬の価格を比較してみます。

ミノキシジル外用薬は医薬品の発毛剤ではありますが基本的に医療機関での処方は行っておらず、ドラッグストアや個人輸入で購入することになります。

一方、内服薬であるミノキシジルタブレットは日本製のものが存在しないため、AGAクリニックなどで海外製のものをぼったくり価格で購入するか、個人輸入して安価に購入するかの2択に。

外用薬と内服薬の価格を見てみましょう。

ミノキシジル外用薬の価格

ミノキシジル外用薬は日本のものだとミノキシジル5%のリアップX5プラスネオとメディカルミノキ5が存在します。一方、海外製のものに目を向けると価格やミノキシジル濃度は千差万別選び放題。

アンファーのメディカルミノキ5は後発のジェネリックである上にリアップより高いというクソ仕様なので除外するとして、リアップX5プラスネオや海外の特徴的なミノキシジル外用薬の価格をいくつか比較してみましょう。。

内容量はすべて60mlで1ヶ月分で平均的な価格です。

商品名ミノキシジル濃度価格
リアップX5プラスネオ5%7,500円~
ミノキシートップ10%10%1,800円~
ミノキシートップ5%16%1,300円~

リアップX5プラスネオは日本製、その他は海外通販製となり複数購入で価格が異なります。

まず言って認識する必要があるのが「日本製はバカ高い」という点。ミノキシジル濃度はいたって平凡な5%であるうえ、それ以外に目立った成分が入っていないリアップX5プラスネオが7,500円位~などと年間にすると10万円近くになります。

そこへいくと、同じくミノキシジル5%でミノキシートップならば1,300円前後であり、更に高濃度の10%であると1,800円であり、如何にリーズナブルであるかが分かるかと思います。

ミノキシジル内服薬の価格 2022年12月更新

一方、内服薬であるミノキシジルのタブレットはどうなるのか?

ミノキシジルのタブレットもジェネリックですので多数のメーカーにて製造、販売されています。

  • ロニタブ5㎎(ミノキシジル5㎎)
  • ロニタブ10㎎(ミノキシジル10㎎)
  • ミノキシータブレット5㎎(ミノキシジル5㎎)
商品名含有量内容量価格1錠あたり
ロニタブ5mg5mg10錠2,000円~200円~
ロニタブ10mg10mg10錠2,200円220円~
(分割ならば110円)
ミノキシータブレット5㎎5mg50錠3,300円66円~
(2022年12月現在)

内容量が異なるので1錠あたりの価格はミノキシータブレットが格安です。
ロニタブ系はインタス社製で大手製薬メーカーですので安心できます。これと比較してミノキシータブレットは1錠あたりが66円として安価です。これは製造メーカーは大手メーカ製ではないので安価になっています。

ただし、ミノキシジルタブレットはミノキシジル外用薬に比べ安いとはいえ、副作用のリスクが付きまといます。場合によっては心臓への負担など重篤な副作用が出る可能性もあるため、可能であれば医師に判断を仰いでおきたいところ。

個人輸入に比べれば割高になってしまうものの、ミノキシジルタブレットを扱っているAGAクリニックもありますのでので、医師と相談のうえ使用するかどうか判断するようにしてください。

ミノタブ内服薬と外用薬で高コスパなのは?

結局、ミノキシジルは外用薬と内服薬どっちが高コスパなのか?

ここまで見てきたように、単純な価格面ではどのメーカーの製品を使用するかによって違ってきます。
例えば大手メーカーであるロニタブ10㎎を利用すれば、1ヵ月が6,000円位になります。
しかし、10㎎を半分の5㎎にすれば

最も人気があるミノキシジルタブレット「ノキシジル」は1ヶ月換算で約1,000円、信頼性を重視しアメリカ製のものを使うとしても2,000円以下で収まります。ただ、残念ながら現在アメリカ製を手に入れることはできない。

一方外用薬は、5%製剤で最も安価なリグロースラボM5やカークランドが1本当たり約1,900円と健闘するも、ミノキシジル濃度が上がったり成分が充実したりすると価格も比例し高くなる傾向に。

日本製にこだわろうものなら、消費者を舐めきっているぼったくり価格で購入しなければならない。先発薬といえるリアップX5プラスネオなら7,000円前後の出費を覚悟しておく必要がありますからね。

価格面はもちろん効果の面でも内服薬が勝っているため、費用対効果はミノキシジルタブレットが圧倒。…まあ、副作用を考慮しなければの話ですが…

そうはいってもミノキシジルタブレットが安いのは個人輸入での話。リスクがある薬なので、できるかぎり医師の判断を仰ぐ必要があり、そうなればAGAクリニックを受診し、割高なミノキシジルタブレットを購入することになります。

様々な面を考慮すれば、トータル的にミノキシジル外用薬の方が割安という結論になるのではないでしょうか。

信頼性が高いのはどっち?

信頼性が高いのはどっち?

次に信頼性について見ていきましょう。

臨床試験によって明らかにされる効果や副作用、価格と違い、信頼性や安全性というのは可視化することができないため、比較することが難しいといえます。

そもそも一口に「信頼性」と言っても、それが薬自体のものなのか、製薬会社に対するものなのかによっても答えは変わってくるでしょう。ただ、ミノキシジルの内服薬と外用薬に関しては比較は簡単かもしれません。

なぜなら、内服薬は色々と突っ込みどころがあるから。

専門家が否定するが効果があるとされるミノキシジル内服薬

専門家が否定する内服タイプのミノキシジルですが、以下の2017年に日本皮膚科学会が報告した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」です。

出典:日本皮膚科学会ガイドライン

ミノキシジルは外用と内服がありますが、外用薬の評価は最高の「A」なのに対し、内服薬は最低の「D」になっています。同じ成分を使い、しかも効果面では内服薬に分があるにもかかわらず、評価は両極端になっているのが興味深いですよね。

内服薬の評価が最低である理由は簡単。前述したように臨床試験によって効果や副作用が検証されておらず、ミノキシジルタブレットを発毛剤として認めている国は存在しないから。

医療にとって科学的根拠は非常に重要なもの。そしてその根拠を明らかにするのが臨床試験(治験)です。

多くの費用や期間を費やし統計学的、薬学的に有意なデータを取ることによって効果や副作用に根拠が作られ、そのデータをもとに医師がコントロールすることによって安全性が生まれるのです。

それを行っていないミノキシジル内服薬は効果や副作用が明確ではないため、専門家や医師の立場からすると「使うべきではない」という判断になるのも頷ける。

ミノキシジルタブレットはAGAクリニックなどで医師が処方することも多いんですけどね。このあたりは科学的根拠を最優先するか、ハゲを治すことを最優先するかによってスタンスが変わるのでしょう。

ハゲ当事者である私からすれば高い発毛効果を示すミノキシジルタブレットは救世主と言える。しかし客観的に見れば「健康に何の影響もないハゲのためにそんな薬を使うのは止めとけ」となるのだろう。

立場が違えば受け止め方も180度変わる好例かもしれない。

製薬会社の信頼性も内服薬が不利

ミノキシジル外用薬は、非常に効果とはいえ日本製の市販されているリアップやメディカルミノキ5が存在し、海外製に目を向けても本家本元の先発薬ロゲインをはじめ、発毛先進国であるアメリカ製がほとんど。

一方、ミノキシジルタブレットは先発薬であるロニテンが流通しておらず、ほとんどがジェネリック。アメリカ製が存在するが、価格が高めですが人気なのは大手製薬メーカーのインタス社のロニタブやミノキシータブトップがあります。

実際、効果があるため世界中の薄毛ユーザが利用しているので、様々な国でジェネリックが製造販売されています。全て同じ成分ですが日本人の気持ちとしては、日本製やアメリカ製に比べれば信頼性で劣ると感じるのも仕方がないのかもしれません。

やはり製品品質に対するイメージは大きく影響しているのでしょうね。先進国で様々な面において成熟・洗練している日本やアメリカに比べ、インドなどの新興国では、品質に問題がなくても何となく不安を感じるのが人情なのでしょう。

インド製の大手製薬メーカーのノキシジルを使い続けている身としては信頼性も効果も全く問題がないと断言できるが、これから使おうと考えている人は心配してしまうのは致し方ありません。

単純に品質を考えれば本当に問題ないんですけどね。各国で医薬品の製造は免許や許可制ですので、確かな品質が守られている必要があります。また、これらのインドの大手ジェネリックメーカーは欧米の先進国とも取引をしている事もあり、衛生面や品質などの要求される基準を満たして医薬品を輸出しているのですから実際、問題はないのですが、心情としては「インド製」だから不衛生なのでは?

そして、この日本皮膚科学会が策定するガイドラインの評価も加味すれば、信頼性において外用薬の圧勝なのは間違いないでしょう。

【結論】ミノキシジルは内服薬・外用薬どっち?

ミノキシジルは内服薬・外用薬どっち?

ミノキシジルの外用薬・内服薬を効果や副作用、価格などいくつかの要素について比較してきましたが、結論は見いだせたでしょうか?

最後にこの2つの比較をまとめます。

内服薬外用薬
効果(強さ)
副作用(弱さ)
価格
信頼性×

ミノキシジル外用薬は頭皮に塗る分副作用が弱く、世界的に発毛効果が認められている信頼性や安全性、商品の豊富さ、日本製にこだわらなければ安価なものが存在するなど、非常にバランスが良い。

ただ、副作用を考慮した分効果を若干スポイルしているのが弱点か。

一方のミノキシジル内服薬はとにかく尖っている印象。効果の大きさと価格の安さは群を抜いているが、副作用に不安を抱え社会的信用も低い。

それを理解した上でも非常に多くの人たちがミノキシジルタブレットを使用している点を見るに、薄毛改善に向け必死になっている当事者と、頭でっかちな専門家やハゲ部外者の温度差を強く感じます。

ハゲは人生を狂わす。どんなに綺麗ごとを言ったところでこれが現実。周囲が「ハゲなんて気にしないよ」と言ったところで、本人が気になってしょうがないのだから人生に与える影響は大きい。

そんな人たちに向かって「ミノキシジルタブレットを使うな」となぜ言えよう。危険な薬物というわけではなく降圧剤として使われる医薬品であるうえに、本来の用途より遥かに低用量での使用なのだから、試してみる価値はある気がします。

しかし、それでも内服薬を安易に乱用すべきではないのは確か。まずはフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジル外用薬といった比較的安全なものを使い、それでも思うような効果が得られない場合の最後の選択肢とすべきか。

まずは5%濃度のミノキシジル外用薬を使用し、いまいち効果が弱いようなら濃度を上げ、それでもダメなら内服薬という推移がセオリー。まあ、もたもたしているうちにハゲが悪化しかねないことから、いきなりミノタブに突っ込む人もいますが…

初心者ハゲからエリートハゲまで万人におすすめできる安定感や安全性があるのがミノキシジル外用薬、どうしても薄毛が改善しない人が最終的に行きつくのがミノキシジル内服薬という結論になります。

おすすめのミノキシジル外用薬

最後に、ミノキシジル製剤の中でも人気のある外用薬と内服薬を少し紹介しておきます。
やはりジェネリックなので、どれにするか迷っている人は参考にどうぞ。

まずは外用薬から。

ミノキシートップ10%

ミノキシジル外用薬は10%が海外標準としては安全に利用できます。
国内は規制により5%までとなっているのですが効果が感じられなかった人には是非試してみて欲しい高濃度タイプです。
もちろん5%タイプやフィナステリド配合タイプもあるのがミノキシートップです。

参考:ミノキシートップ10%(ミノキシジル外用)60ml/本

参考2: ミノキシートップ5%(ミノキシジル外用)60ml/本

参考3:ミノキシートップF5%(ミノキシジル+フィナステリド外用)60ml/本

おすすめのミノキシジル内服薬

ミノキシジルの内服薬は発毛剤としては世界一効果があるとされています。
しかしながら、元々が血圧調整薬からの転用(副作用)としての発毛効果ですので、脳や心臓などの血管や血圧に問題がある人は利用が出来ません。
外用タイプよりも高い発毛力と言われていますが、お体への負担などがあるとして用法用量を良くご確認下さい。

ミノキシートップ10%

ミノキシジルの内服薬はミノタブ(ミノキシジル・タブレット)と呼ばれますが、このタイプは1錠が10㎎で最高濃度タイプです。
錠剤は分割も出来るので四分割して2.5㎎からの利用でも効果が得られます。

参考:ロニタブ10mg1箱10錠(Lonitab-10)|AGA(薄毛)ミノキシジル(ミノタブ)
参考2:ロニタブ5mg1箱10錠(Lonitab-5)インタス社(intas)|ミノキシジル(ミノタブ)配合のAGA(薄毛)治療
参考3:ミノタブ5mg 50錠/箱|ミノキシートップ5mg-発毛/育毛(ミノキシジル)

*参考3の5㎎タイプはコスパ重視の人におススメです。

フィナロの詳細

フィンペシアの詳細

 

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