亜鉛は私たちの健康に欠かせないミネラルの一つであり、特に髪の健康に重要な役割を果たしています。多くの人々は未だに亜鉛サプリメントが薄毛の解決策になると信じています。
例えば、免疫システムの機能や傷の治癒力を高めることができます。また、ジンクは髪の成長に不可欠なミネラルの一つであり、薄毛や抜け毛を予防するために必要な栄養素です。しかし、実は既に亜鉛が薄毛に悪影響を及ぼす可能性があることが明らかになっています。
亜鉛は実は抜け毛を促進させる(実験結果より)

亜鉛を飲むと精子が多く(精力増強)、体の抵抗力が強くなるなど生理作用に良い影響を与える等、一度はサプリなどを口にし事があるのではないでしょうか。
多くの高い評価を持つ「亜鉛」は頭髪にも良い影響があるとして積極的に亜鉛が含まれる食材も摂取してきたのではないでしょうか。
亜鉛の摂取による薄毛への医学的な根拠はありません。
小さなな事象を過大評価、ロジックのすり替え広告が多くある広告メディアですが、考えなしに安価で高い効果が得られると騙されて、考えが誘導されサプリや健康食品の摂取は良く考えた方が良いかもしれません。
これは、確かに亜鉛には粘膜を始め、身体のあらゆる組織に存在する金属原子です。
確かに欠乏すれば体に異常をきたす可能性がありますが、過剰摂取などの問題については検討されてきませんでした。
また、亜鉛の欠乏というの、よほど偏った食生活を送ってない限り起きるモノでもなく、日常の食物からの摂取ならば問題ないようです。
どちらかというと、サプリなどから亜鉛を大量に取得すると実は体に悪影響というのが見えてきています。
亜鉛が薄毛を促進している事実( 実験結果より)

以下の実験結果では、亜鉛の積極的な摂取での2つの結果を報告しています。
①不妊男性の妊娠率がupした。
②抜け毛の原因物質のテストステロンとDHT値が上昇した。
*つまり抜け毛の原因となる「DHT」が増えハゲやすくなったことを示しています。
<参考データ>
EFFECT OF ZINC ADMINISTRATION ON PLASMA TESTOSTERONE, DIHYDROTESTOSTERONE, AND SPERM COUNT
テストステロン、DHT及び精子数に対する亜鉛療法の効果について。
*5年以上の期間で特発性不妊症患者37人を対象に研究。
・1番目のグループ(T <4.8 ng / ml; 22人の患者):
亜鉛の経口投与後に、精子数とテストステロンとDHTが著しく上昇しました。
結果、9人の妻が妊娠(2人目は3ヶ月以内に6人、2ヶ月以内に3人)した。
・2番目のグループ(T> 4.8 ng / ml、15人の患者):
亜鉛の経口投与後に、精子数とテストステロンは影響を受けませんでした。
しかしながら、DHTは大幅に増加しました。
URL: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3109/01485018109009378
1番目の「不妊男性の妊娠率Up」はよく言われる精子量増加です。
2番目に薄毛の原因物質(DHT)のみが増加しているのが分かるかと思います。
この研究結果では男性の不妊治療には良いのですが薄毛治療に亜鉛を取るのは逆にハゲ易くなる事を示している。
フィンペシアは薄毛原因物質を抑制している
抜け毛を促進させる原因物質は「DHT(ジヒドロテストステロン)」があり、これらはフィンペシア(フィナステリド製剤)で抑制が出来ます。

- 人体に存在する酵素の一種「2型5α-リダクターゼ」と男性ホルモンの一種:「テストステロン」が結びついて薄毛の原因の「DHT」が作り出されます。
本来、治療で抑制しなければならないが亜鉛の摂取で逆に症状が悪化してしまう事が示されています。
つまり、この研究結果では、
「DHTとテストステロン(男性ホルモン一種)」が亜鉛の摂取で逆に増加している結果となっています。
亜鉛が発毛へ有効?広告宣伝のウソ??

確かにカップラーメンやレトルト食品などのインスタント食品、ポテトチップスなどのスナック菓子といった一部の偏った食生活をする人の亜鉛不足と抜け毛の発生の関係性は否定は出来ないでしょう。
亜鉛が不足すれば健康を害しますが、過剰にとれば髪の毛が生えるとは医学的には確認されていません。それよりも亜鉛の過剰摂取により薄毛の進行や健康被害を気にする必要があります。
そして、「亜鉛」の摂取で逆に髪の脱毛が促進される研究結果が存在する事です。
多くのスポンサーで成り立っているメディア等の広告では、わざわざデメリットを告知する必要はありません。それよりも、問題なのは特定の商品を売るために情報が操作、歪曲される事です。
また、このような事がテレビなどのメディアでも問題視されてきていました。
現在では抜け毛対策ではフィンペシアなどのフィナステリド製剤が有効である事がハッキリしているのに、未だに決して安くはないサプリメントを使い続けているのが間抜けに思えないでしょうか。
健康サプリ販売業者の根拠データのでっち上げ
厚生労働省の「食品摂取基準(2015年版)」では1日の摂取の推奨量は18~69歳の男性で10㎎」と報告されています。
ですが、多くの広告サイトは「この値より多くの数値」を上げている。
実は亜鉛の摂取量10mgは普通に食事をしている人たちならば不足する事はありません。
それなのドラッグストアにある亜鉛錠剤は1錠あたり10㎎~15㎎と既に一日の推奨量と同等になっています。もしかしたら、亜鉛で髪が生えるとして一日に何錠も飲んでなかったですか?
実際、普通の食事をしている人が亜鉛の錠剤を飲めば、それだけで推奨量を超えてしまいます。
過剰摂取のリスクが気にしなければならないはずです。
薄毛治療は医学根拠より医療を選択
フィンペシア(フィナステリド製剤)は亜鉛と異なり効果、効能は抜け毛の防止です。
服用する事で抜け毛の原因である「DHT」を抑制します。
フィンペシアの臨床試験の結果では、多少の発毛効果もありますが、重要なのは毛髪が抜けない事です。
そして、繰り返しますが亜鉛には薄毛の要因である「DHT」の発生を促します。
抜け毛治療を行う事で髪のライフサイクルを正常にして、毛髪に一本一本が健康的に成長してくれます。詳細は「髪の毛のライフサイクル」を参照ください。
フィンペシアの効果は、髪の短命な 異常状態を、正常な寿命期間に「戻す」働きがあります。
もし、「発毛・育毛」も同時に行いたい場合はミノキシジル(医学効果あり)もご利用いただくと早い効果が期待できます。
健康サプリメントだから根拠のない効果で良い?!

TV番組のダイエット特集で○○が良いといえば、翌日のスーパーではその食品が欠品となって利してました。数名の被験者を利用して効果があった面のみを抜き出し番組を面白くしている。
このテレビメディアではネット内のアフィリエイターと同じです。
広告をする事で利益を得ているのです。彼らはお金をもらってサプリや健康食品の効果を説明しています。大人の事情ですので、普通に考えれば信頼ができない情報である事は理解が出来るはずです。
ですが、多くの人が騙されてしまうのです。
医学的な根拠も無いのに、個人的見解とか感想として信頼性のない情報を平気で広告をしているのです。ある意味、嘘はついてないという免罪符として「個人的見解や自分だけにあった効果」という建前は見えにくく、聞こえにくくするテクニックが広告業界にはあります。
繰り返しますがフィンペシアのような医薬品は「臨床試験」を経て、多くの人のが実際に使用して効果や安全性が確認された根拠の元に政府関連機関の許可を得て製造・販売が出来ます。
「臨床試験」は初めは動物への投与試験、次に人への試験を経て長い期間と費用をかけています。
中には期待した効果が無いとか、副作用が危険であるなどと製品に至らなく研究開発費が無駄になるものもあります。
公平、公正な研究データから効果を証明するのですから、サプリメントや健康食品とは信頼性が格段に違います。
同時にプラシーボ効果にも対応してた試験をも行っています。
*プラシーボ効果:何の効果もないモノを「薬と称して」与えると体に何らか催眠術のように精神的に何らかの変調を与える作用。
本当に「効果、効能」がデータ(根拠)の元で効果が証明される「フィンペシア(医薬品)」です。
広告のキャッチコピーには注意をして欲しいです。

「医薬品」は効果・効能を説明できますが、サプリや健康食品は「広告表現」には制限があります。
例えば、
・「脂肪の吸収を抑える」
・「体脂肪が気になる方へ」
*フィンペシアのようなジェネリックで「脂肪排出」する医薬品も通販購入可能です。
・「髪の毛にツヤをあたえる」
・「XXの愛用者は300万人」
・「ある」栄養成分同士の比較
それがどのような効果があるのか不明確なままの比較の結果。
こちらの「成分」の方が多い=つまり、効果があるというような論理です。
重要なのはフィンペシアを飲んでみたら人体に「どのような」効果があったか示した根拠データ提示ですね。
何か情報を見たときは「その根拠は?」と見てみると良いでしょう。
フィンペシアのような抜け毛治療に「効果」がある薬は健康食品や補助食品ではなく「医薬品」として認可の元で販売されています。
まとめ
・亜鉛には抜け毛の原因となる事が研究結果で証明されている。
・健康食品、サプリは食品で医薬的な効果はありません。